Lilia Podkopaeva
Birth:Aug.15,1978
Nation:URS/UKR
1995年の世界選手権。10月8日・個人総合の当日、私は「ちけっとあまってませんかー」をやって(やりたくなかった…)、男子・女子とも、何とかもぐり込んだ。ちなみに男子は鉄棒の前のS席で、さんにっぱを持ちながら、一枚も撮らないという「最高のぜいたく」をやってしまった。(単なる顰蹙者か?)
女子はA席しか確保できなかったんで、この大会の絵はいまいち。ちなみに種目別は出かける気力が残ってなかった。だって何回も「ちけっとおまへんかー」をするのは、小心者(?)の私には…ねえ。
さて、優勝したボドカパエワ、特別な事をするわけでもないし、小柄だし、で、それほど強い印象はなかったのだが、何となく勝ってしまった、という感じであった。世界選手権の優勝というのは、もっとドラマティックに展開して決まるものだと思っていたのだが。
例えて云えば、シュシュノワ。精神力が身上で、「どんな時にも頼りになる」選手。翌年のオリンピックでも、優勝候補総崩れの中、完璧に演技した彼女は、見事に優勝を果たした。シュシュノワ以来の、世界選手権とオリンピックを制した選手となったわけだが…、華々しい活躍はそこまで。もう少し現役が長ければ、間違いなく1990年代を代表する選手になっていたと思うのだけれども。